昔も今もやっぱり?ブルグミュラー

ピアノ練習の定番教材として愛用される♪ブルグミュラー
そんなブルグミュラーに一日どっぷり浸り、ブルグミュラーの秘密に迫りましょう!と言うことでシルバーウィーク最終日、浜離宮朝日小ホールでの”みんなのブルグミュラー2015″を聴講しました。

前半は著名な先生方によるオリジナル活用法のプレゼンテーション、後半はピアニスト佐藤卓史さんのレクチャーコンサートと渡辺由記子先生の指導法セミナーと言うメニューです。

オリジナル活用法ではお手玉・アームバンドリボン等のグッズを使用しての脱力指導、ゲーム感覚のアナリーゼ指導、拍子の意味する演奏表現の違い、連弾伴奏譜活用の演奏効果等どれも直ぐにレッスンで取り入れたい手法とアイディアばかり。

午後のレクチャーコンサートではショパン・リスト・ブラームス・メンデルスゾーン・ラヴェル等の名曲へと繋がるブルグミュラーを、多面的な角度から演奏を交えながら端的にアプローチし、ロマン派の役割を明確にするとても興味深い内容でした。

昔も今も愛され、誰からも支持されるブルグミュラーの存在を改めて感じた一日でした。

それにブルグミュラー12の練習曲にも12曲全てに”表題”がつけられていた!なんて・・・

表題もなく、知名度もなく、聴く機会もなく表舞台に出ることの少なかった12ですが、これを機に生徒たちにも是非弾かせたい!ですね。表題当てクイズにしても楽しいかも?!
そしてみんなで「ブルグミュラー全曲発表会」なんて出来たら・・・素敵です。

ブルグミュラー25,18,12の初版譜がフランス国立電子図書館「ガリカ」で手にとることが出来るとのこと・・・フランスツアーが出来ればもっと素敵!!